高校サッカー選手権大会の歴代名門チームについて

高校サッカー史に残る強豪チームの紹介

 高校サッカーの最も歴史のある大会である全国高等学校サッカー選手権大会は、長年高校年代のサッカー部員にとっての憧れの大会です。
 長い歴史を持つこの大会で、特に印象を残した伝説的チームについて本項では振り返ってみましょう。

・1988年度 清水商業高校
 静岡県の黄金時代を作った名門高校である清水商業高校が優勝した大会です。
 二回戦で神戸弘陵高校に3-0、三回戦は仙台育英に1-0、盛岡商業に0-0(PKで3-1)で勝利、準決勝で前橋商業に2-1で勝つと、決勝は千葉の強豪校である市立船橋高校に1-0で勝利して優勝を勝ち取りました。
 この代の清水商業には三浦文丈選手(横浜マリノス)、名波浩選手(ジュビロ磐田)、藤田俊哉選手(ジュビロ磐田)、山田隆裕選手(横浜マリノス)といったのちにJリーグや日本代表として活躍する大プレイヤーが在籍していました。
 清水商業は風間八宏選手や川口能活選手、小野伸二選手などの日本を代表するプレイヤーの出身校であり、静岡県のサッカーを牽引した存在であるといえます。

・1994年度 市立船橋高校
 名門校、千葉県代表の市立船橋高校が選手権で初優勝した大会です。
 一回戦、熊本農業高校に4-0で勝利し、二回戦で作陽高校に6-1で勝利。以降、東福岡高校に2-0、宮崎工業高校に3-0、準決勝では奈良育英高校に3-0と順調に決勝に進出します。決勝ではサッカーの強豪中の強豪である帝京高校に5-0で勝利するなど、6試合でわずか1失点、23得点という圧倒的な攻撃力で優勝を飾りました。
 この代の市立船橋にはジェフ市原で活躍した森崎嘉之選手や鈴木和裕選手や式田高義選手、茶野隆行選手や柏レイソルの北嶋秀朗選手など数々のJリーガーが在籍したスターチームでした。対戦した奈良育英高校からも楢崎正剛選手、東福岡高校からは小島宏美選手など数々の名プレーヤーが出たことも印象的ですね。

・2003年度 国見高校
 2000年代前半に圧倒的な強さを誇った長崎県代表の国見高校がその強さを発揮した大会です。
 二回戦から登場した国見高校は2-0で水戸商業高校に勝利、三回戦広島皆実高校に2-1、準々決勝で四日市中央高校に1-0で勝利すると、準決勝では滝川第二高校に4-0で勝利、決勝では筑陽学園高校に6-0で勝利し、優勝しました。
 国見高校は名将小嶺忠敏監督の元、選手権では2000年度、2001年度で二連覇し、2002年度は準優勝でしたが2003年度に再び優勝と、華々しい実績を誇りました。
 本大会に出場した国見の選手たちではのちに海外のクラブでも活躍する平山相太選手や横浜F・マリノスで活躍した兵藤慎剛選手、アビスパ福岡の中村北斗選手など、Jリーグを盛り上げることになる選手たちが活躍しました。

・2016年度 青森山田高校
 2010年代に強豪として全国でも頭角を現した青森山田高校が選手権で優勝したチームです。
 鵬翔高校に5-0で二回戦を勝ち、聖和学園に5-0、正智深谷に3-1、東海大仰星に2-1と勝利し、決勝戦では5-0で前橋育英高校を破って優勝しました。
 すでに青森県では20連覇を果たしており、県内では突出していましたが、選手権での優勝は今大会が初めてでした。
 青森山田は2021年に至るまで高校年代を代表する圧倒的な強豪校となりますが、それを決定づけた大会と言えるでしょう。
 GKとしてFC東京に進んだ廣末陸選手や、ジェフ市原の高橋壱晟選手、水戸ホーリーホックの三國スティビアエブス選手、長野パルセイロの住永翔選手などのJリーガーを輩出したこの代は、高円宮杯のチャンピオンシップ戦でも勝利し、三大大会のうち二つを制して高校サッカーの頂点に立ったといえるでしょう。

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